ストレス対策が必要 (企業)

◆メンタルヘルス不調への気づきと対応(企業・家族、周囲からの気づき)

▼環境の変化があってからの3か月間

転勤や配置転換などの役割・地位の変化、仕事の失敗、仕事の量・質の変化などの際には、ストレスが高まることがあります。
プライベートでも、親の介護、自身や家族の重病、身近な人が亡くなった、結婚・離婚など、大きな環境の変化も同様です。
このような時期には、本人は必死に適応しようと努力し、何とかしようと熱心なあまり、不調を感じていても気づきにくい場合があります。家族・職場の上司等、周囲の人のほうが冷静に「普段との違い」に気づき、「深刻な病気」に発展する前に有効な手段をうてる可能性があります。

●上司が「いつもとの違い」に注意する
●労働時間管理に注意する
●必要に応じてセルフチェックの実施や相談対応をする
●問題が見つかった場合は、専門家への橋渡しになる
など
非常に敏感になっている時期ですから、「一言」が心臓に杭を打つことになりかねません。メンタルヘルスの基礎知識、適切な「聞き方」を注意深く行う必要があります。
適切な対応を取ることができるように、マニュアルにし、「好不調に関わらず超過勤務の続いた場合は産業医に診てもらう」など、会社の対応の方針や手順を、従業員全員が事前に把握しておく必要があります。
▼早期発見と適切な対応を図ることが必要
メンタル不調に気づくサインを見逃さないための3つのポイント
1-勤務状態を見る
2-いつもできる人が、急にできなくなった、等のいつもとの違いに注意
3-集団における、いつもとのズレ
(挨拶・返事・報告や相談有無・表情・服装)

「ふ」―不完全な勤務の提供(勤務状態・理由のない欠席・早退)
「し」―職務不満足(能率低下・ミスの多発)
「ぎ」―「犠牲になっている」という気持ちのあまり、対人嫌悪感が高まっている
(イライラ・無口・孤立)

※ これらのサインが全くなく、突然破綻が起こる場合もあります
※ (そううつ病)の場合……「そう」状態では早朝出勤をしたり元気が出て活動が向上したりするなど、一見良くなったように思われますが、普段からの逸脱と考えると、激しく良い反応や疲れているようなのに、長時間勤務を続ける等の「熱心」な反応も、兆候である場合もあります。

【メンタル不調のサインのチェックリスト】
(勤務状況に現れるサイン・抜粋)「職場のメンタルヘルス実践ガイド」著者佐藤 隆先生
ダイヤモンド社 ¥1,600+税
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(勤務状況に現れるサイン)
□ 欠勤、遅刻が多くなってきた
□ 理由のない突然の早退、有給休暇の取得がおおくなってきた
□ 月に80~100時間を超える残業を自主的にすることが多くなった
□ 仕事の仕方や成果にムラが多くなった
□ 能率の低下、ミスの増加がみられるようになった
(性格もまじめで、一生懸命にやっているにもかかわらず、時間がかかったりボーッとしたりしているときがある)
□ 納期を守れないことが多くなった
□ 簡単な仕事ができないことが多くなった
□ 細部にこだわり、全体を把握できず、やりすぎることが多くなった
□ 仕事や会議中にボーッとしたり、居眠りをしたりすることが多くなった
□ 仕事を一人でかかえこみ孤立することが多くなった
□ 落ち着かず性急に決断を下そうとすることが多くなった
□ 私用メールやトイレの回数が増えた
□ くち数が多く、できもしないことを騒ぎ立てるようになった
□ 一人になりたがる、無口になる、会議室にこもるという行動が見られるようになった
□ 顧客や取引先からのクレームが多くなった
□ 指示し、依頼したことを忘れるようになった
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(人間関係に見られるサイン)
□ 上司の言うことを聞かなくなり、必要な報告・連絡・相談をしなくなった
□ 上司と言い争い顔奥、周囲の人に敵意を抱き、警戒するようになった
□ 上司と目を合わせなくなり、かたくなな態度が見られるようになった
□ 不眠・食欲不振・体調不良を職場で訴えることが多くなった
□ 会議中にいなくなったり、仕事を放りだして帰ったりすることが増えた
□ 人に激しく批判的になったり、イライラしたり、泣いたりして感情を激しく出すようになった
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(本人の見た目に現れるサイン…以前と比べて明らかな変化)
□ 表情に生気がなく、視線が定まらなくなってきた
□ 声に張りがなくなり、口をきかなくなってきた。
□ 身だしなみにかまわなくなってきた
□ 夕方になるにつれて、元気になるようだ
□ 仕事に自信がなくなり、不安になり、人に頼るようになってきた
□ 職場で酒のにおいがしたり、たばこを吸う回数が増えてきた
□ 前向きな発言や、アイデアを出す等の積極性が以前に比べて減ってきた
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「うつ」の精神的な初期症状として、抑うつ気分と、意欲の低下が見られます。
一時的な事は誰にでもあることですが、2週間以上続いているようですと、すでに「うつ病」の入り口に立っている可能性があります。

以下の三項目について、企業の体制の整備が必要
○労働者による自発的な相談とセルフチェック
・ 労働者の相談に応ずる体制の整備
・ 事業場外の相談機関の活用を図る
・ ストレスに関する調査票・端末を利用してセルフチェックできるようにする
○管理監督者、事業場内産業保健スタッフなどによる相談対応
・ 管理者が労働者からの相談に対応するように努める
・ 長時間労働者への疲労蓄積が認められる労働者から、話を良く聞き、適切な情報を提供し、産業医・事業場内保健スタッフなどへの相談や受診を促す
● 労働者の家族による気づきや支援など
・ 労働者の家族に対して、ストレスやメンタルヘルスケアの基礎知識、事業場のメンタルヘルス相談窓口などの情報を提供しましょう

◆職場における心の健康づくり
厚生労働省 中央労働災害防止協会
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/
◆心の耳(厚生労働省)
http://kokoro.mhlw.go.jp/

具体的な対応策については、当ブログの◆職場での予防対策◆でもご紹介いたします。
(お急ぎの方へ)
◆ストレスケア・ストレスチェックなどの情報が満載のサイト

◆メンタルヘルスチェック ストレス診断チェック
http://www.sinritest.com/health/
◆自己診断チェック 一般財団法人  教職員生涯福祉財団
http://www.kyosyokuinzaidan.jp/susume/kenkou/
◆ ストレス解消法 一覧
http://www.health.ne.jp/library/0700-3-2.html
◆ ストレス解消のためのリラックス法
http://www.health.ne.jp/library/3000/w3000168.html

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ストレスチェック→ 3~5項目が該当する場合……ストレスがあることが分かります
ほとんどが該当する場合…… かなり高いストレスのサインです。具体的な治療へ向けて、専門医に相談し、早急に取り組むことをおすすめします。