行政系リワーク

☆ ☆ 行政系リワーク・プログラム ☆ ☆

● 地域の様々な支援体制を知り、活用しましょう

 職場や学校への復帰を考える段階になったとき、様々な「リワーク・プログラム」や、支援体制がありますので、効果的に利用しましょう。
 自立支援のための体制は、お住まいの地域ごとに受けられる施設・体制が異なっています。「市町村健康センター・地域包括支援センター」、社会福祉協議会など、問い合わせて、支援体制について知り、活用しましょう。
 
● デイケアで社会生活を練習
 仕事や学校に戻れるほどまでは回復していませんが、だいぶ症状が落ち着いてきて、

 「生活リズムを取り戻したい」
 「自宅以外に日中過ごす場所がほしい」
 「人とスムーズに会話できるようになりたい…」

 このような場合は、「デイケア」を利用してみましょう。
 自宅から、会社や学校などに通う練習をするための場として利用できます。
 ただし、うつ病専門ではなく、他の精神疾患が多いようです。
  
【デイケアが利用できる施設】

・ 保健所や一部の市区町村保健センター
・ 精神保健福祉センター
・ 精神科の病院・クリニック

 保健所のデイケアは、月に1から2度程度、週に2回程度までの所があります
 医療機関が行う「デイケア」は、一日6時間、週4~6日程度。食事も出ます。
 プログラムも多彩でスポーツ・料理・音楽・簡単な作業・外出・話し合い・勉強会を通じて、いろいろな人と出会い、同じ悩みを共有し、新しい人間関係の体験をすることができます。規則正しい生活の練習を目指します。

● ナイトケアや思春期デイケアも

 デイケアに出かけることで、家族と適度な距離を置くことができます。
 それまで主治医以外に相談できる相手がいなかった人にも、スタッフが相談に乗ってくれることができます。また、生活や仕事、家族の問題などのサポートを受けることもできます。
 夕方から夜にかけてのナイトケアで夕食をともにし、孤立した生活を防止しているところもあります。
 高齢者は、介護保険との関連はありますが、デイサービスセンターなどで過ごすのも、外に出るキッカケとして活用をおすすめします。
 家族が何らかの事情で家をあけなければならないとき等にも利用できます。また、外出するキッカケとしても利用できます。どのようなことが利用できるのか、何が認められるのかについては、各地域によって異なりますので問い合わせが必要です。

【窓口】地域包括支援センターが窓口になっています。
【申し込み】書く施設に直接申し込んでください
【費用】
  ・ 保健所関係は調理の材料費やお茶代などの実費程度
  ・ 病院で行われているデイケアは健康保険の対象
  ・ 自立支援医療制度が使えます
  ・ 昼食を食べたいときは自己負担が1割化せられ、別途770円がかかるようになりました
【書類】主治医の意見書、新涼情報提供書が必要

● デイケアの「職場復帰プログラム」

 職場復帰を目指すうつ病患者のために、リハビリテーションの一つとして、クリニックや一部の保険センターのデイケアでは、「職場復帰支援プログラム(復職支援プログラム)」をもうけていることがあります。
 職場に在籍していることを条件に、職業能力の回復訓練的要素と、復職に向けた環境作りをサポートしています。

・ 生活リズムを作ること
・ 集団生活や対人関係になれること
・ 病気や自分に関する理解を促すこと
 これらを目標に以下の活動が実施されています。
・ 復職後の生活に即したプログラムが組まれている
・ パソコン作業や、グループ療法などが実施されている
 
 実施している期間が少ないので、地域や時期によっては利用が難しいという場合があります。

● 地域生活支援センター

 人工15万人に1施設設置という国の計画で、地域生活支援センターが増えつつあります。
 支援センターでは以下の内容を行っています

・ 食事会、入浴サービス
・ 授産活動など
・ 日中の居場所を提供する
・ クラブ活動や就労支援の情報提供など
・ 24時間電話相談などを行っている所もある

 デイケアほど決まったプログラムがあるわけではなく、自分の好きな時間に、自分のペースで利用ができることがメリットです。自宅以外にふらりと出かける場として利用したり、家族以外の人との会話になれたり、職場に行く服装で出かけてみるなど、出勤の練習やウォーミングアップに利用しても良いでしょう。
 それぞれ、市町村ごとに内容が異なってきますので、各市町村センターに確認してください。

● リワーク・プログラムの例

・「うつ病リターンワークコース」で復職に備えましょう
 うつ病の知識を身につけて、再発をし、職場適応を促進します
   キャリアアップセミナー、グループミーティング
・ 体力と豊かな気持ちの回復を目指します
   スポーツ、EML(教養と趣味を広げるプログラム)
・ 集中力を高めて職業能力を回復します
   オフィスワーク・パソコン
・ 職場と復職に向けて仕事の調整

 事業所・産業医・主治医との調整ではじめて復職がかないます

 ※ 「うつ病リターンワークコース」は、現在職場に在籍しているか、うつ病で休職中の人を対象とした、復職の専門コースです。
 週4日、各健康保険、自立支援医療制度が利用できます。

● 行政系リワーク

休職者向け職場復帰支援説明会のご案内(東京障害者職業センター)

【対象】
うつ病等で休職中の方で復職の意欲が有る方
※失業中の方、国・地方公共団体・特定独立行政法人にお勤めの方は対象外

【メリット】
 無料なところ

【デメリット】
・利用希望者が多く、利用まで数ヶ月待機する場合が多い
・利用期間は3ヶ月と決まっており、短縮や延長は基本できない。
・失業中の方は利用不可お気に入り詳細を見る
【リンク】
・東京都内(東京障害者職場センター)
http://www.jeed.or.jp/jeed/location/chiiki/13_tokyo.html

・全国(地域障害者職業センター所在地一覧を参照)
http://www.jeed.or.jp/jeed/location/loc01.html
   
● 自立支援医療制度

 法律名      障害者自立支援法
 対象疾病     精神疾患
 自己負担割合   10%
 所得により負担上限が決められます

① 疾病の程度や「世帯」の所得に応じて1ヶ月の上限が設定されます
②  「重度かつ接続」に非該当で一定所得以上の場合、公費負担の対象外

 患者票   医療受給者証
 有効期限  1年

 ※ 申請窓口は市区町村生涯福祉課など

● 就労支援のための諸制度

 「療養中に仕事を失った」「職場復帰したが続かなかったりした」
 「今、休職中だが他の仕事に変わった方がいいかと悩んでいる」
 「療養が予想外に長引いたために、通院しながら働くのは自信がない」
 「職場で病気を公にして、仕事に就きたい」

 これらについては、次の専門機関が相談に応じてくれます

① ハローワーク(公共職業安定所)
 精神科専門の職業相談員を配置しており、本人・家族・事業所への相談・指導窓口があります。職場適応訓練や短期食な適応訓練、特定休職者雇用開発援助金制度があります。
 同制度では、事業主に委託費、訓練生には訓練手当が支給されます。

② 障害者職業センター
 ハローワークと連携を取りながら活動する都道府県のセンターです。
 職業相談や職業評価(適正検査など)、職業指導、職業準備支援事業、ジョブコーチ支援事業、OA講習、雇用管理サポート事業などを行っています。
 本人や事業主に紹介から定着までのサービスを提供しています。

③ 障害者職業総合センター(千葉県美浜区)
 全国で唯一、在職中の身である精神障害者のための「リワーク・プログラム」を行っており、(職業準備訓練課)、「リハビリ出勤」などへのプログラム設定の支援もしています。

④ 障害者職業能力開発校
 技術専門校、市区町村での各就労支援事業などがあります。
 これまで、身体・知的障害者だけだった企業などに義務づけられている「法廷雇用率」(民間は1.8%。地方公共団体など公は2.1%)の対象に2005年10月から精神障害者も加えられました。
 これまで、対象でない事を理由に採用を断られるケースが多かったので、その歯止めになることが期待されています。この場合は「精神障害者保健福祉手帳」の保持が条件になっています。市区町村の担当窓口で手帳を取得することをおすすめします。

◆ Webでお住まいの地域で利用できるリワーク・プログラムを検索しましょう
 ~心の耳等、厚生労働省などのリワークに関する情報リンク~

 ネットに復職に関する情報が掲載されています。また、お住まいの地域と、「復職支援・リワーク」等のキーワードを入れて検索すると、情報を得ることができると思います。
 「心の耳」には、各種「厚生労働省が出している、メンタルヘルス関連、リワーク」についての情報が各種掲載されています。メールでの相談もできますので、ご参照ください。

★ 復職復帰のガイダンス(働く人へ)
 ・ 心の病気の治療と休業
 ・ 職場復帰を焦らない
 ・ 会社間易者との連絡、相談など
 ・ 職場復帰に向けた家族の協力(家族としての復職の支援)
  http://kokoro.mhlw.go.jp/return/worker/

★ 職場復帰のための、手続き等に関する情報
 ・ 職場復帰手続きなどの紹介、事例紹介、Q&A
  http://kokoro.mhlw.go.jp/return/worker/006.html

【心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き】

・ 改訂版の手引きの内容を紹介
・ 職場復帰支援の事例
・ 休職から職場復帰に関わる就業規則の一例を掲載

 リワーク支援のプログラム:
 B さんは、週に 5 日間センターに通い、ストレスに関する教育 や認知行動療法… リワーク支援. この間、月に 1 回は産業医および保健師の面接、その間の 2 週 に 1 回は保健師の面接を実. 施した。また上司は毎週 1 回 B さんと定期的に面接を …
  http://kokoro.mhlw.go.jp/return/files/Return.pdf

【心の健康づくり事例集(平成21年度版)】

・ リハビリ勤務や産業医等との定期的な面談、外部機関のリワーク支援の活用など
・ メンタルヘルス不調に. よる休職者の円滑な職場復帰への取り組みについて
・ 休職制度と併せてそれらの整備を行い、復職プログラムとして実施することについて
 kokoro.mhlw.go.jp/guideline/files/220722.pdf
 
【Q&A|こころの耳】

 就業を想定した日中活動ですが、最近はリワーク・プログラムなどを設置した病院も ありますが、ひとりでも行うことも可能です。しかし自分の意志が必要になります。 たとえば毎朝図書館に通っての作業です。そこでの過ごし方も段階的に作業レベルを 上げていく…
 kokoro.mhlw.go.jp/qa/

【職場復帰のガイダンス(働く方へ)】

 職場復帰手引き等の紹介、事例紹介、Q&A、用語解説

① 復帰手引き等の紹介
・ 心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き(厚生労働省)
・ パンフレット… 手引き・パンフレット中の様式例1〜4
② 事例紹介
・ 職場復帰をあせらないことが良い結果を生んだうつ病の事例
・ 再休職中のうつ状態の労働者への職場復帰支援の事例
・ 疾患特性を職場に説明し、職場復帰が成功した統合失調症の事例
・ 下痢の再発を繰り返すスーパーマーケット社員の職場復帰事例
その他の事例については、こちらをご参照ください。
③ Q&A
・ 職場復帰に際して主治医と産業医の間で意見相違があるときはどうしたらよいか
・ 職場復帰の際のリハビリにはどのような点に注意したらよいか
その他のQ&Aについて
④ 用語解説
http://kokoro.mhlw.go.jp/return/worker/006.html

【おすすめの本(事業者・上司の方へ/支援する方へ)|こころの耳】

「人事・労務担当者のためのリワーク活用マニュアル」
-うつ病休職者の失敗しない職場 復帰のために- new,
「メンタルヘルス どう進める?職場復帰支援の実務」 new, その他参考書が掲載
 kokoro.mhlw.go.jp/book/employer/

【職場復帰に向けた家族の協力(家族としての職場復帰支援)】

 家庭で憂鬱感、不眠、食欲不振等発症時のメンタル不調の症状が改善され、職場復帰 に対するやる気、意欲を感じているかを確認する。 家族として仕事の適応に不安がある 場合は、本人、主治医と相談して、リワーク支援施設のプログラムによる支援を検討する…

①  職場復帰を支援する家族の心構え
 職場復帰支援に当たっては、家族の協力は不可欠となります。家族が職場復帰を支援するポイントは、本人に対する支援と、必要な情報を主治医、産業医等に提供することです。家族が職場復帰をあせり本人へ過剰な期待をかけてしまうと、家庭での安心感を損ない逆効果となります。そうならないようにゆっくり、あせらず、復帰に向けて安心できる環境を維持することが大切です。

② 各段階における家族の協力
ア 病気休業開始及び休業中の家族の協力
イ 主治医により職場復帰が可能と判断された場合の家族の協力
ウ 職場復帰可否の判断と家族の協力
エ 職場復帰後のフォローアップと家族の協力
 
 安全でスムーズな職場復帰を支援するためには、会社での最終的な職場復帰決定の手続きの前に、必要な情報の収集と確認を行った上で、まずは家族が職場復帰の可否を適切に判断してください。その上で、職場復帰に合わせた家庭での支援プランを準備しておくことが必要となります。
kokoro.mhlw.go.jp/return/worker/005.html

【職場復帰支援(リワーク支援)~ご利用者の声】
 
 事例を具体的に説明し、どのようなリワーク支援を受けることができるのかについて詳しく知ることができます。
 有効だった治療法や、どんな支援で立ち直っていったのかなどがよく分かります。
 「リワーク・プログラム」についてのイメージを作るためにも、ぜひご参考にしてください。

 112日間のリワーク支援を通じて、Aさんは適切な生活リズムと自信を取り戻すことが できました。リワーク支援を通じて、Bさんは、フルタイムの 勤務に必要な体力と規則的な生活リズムを取り戻すことができました。また、会社でも…
 kokoro.mhlw.go.jp/brochure/supporter/files/rework_pamphlet.pdf
 
 リワーク事業(後述)などを利用すると労働者自身にも役立つだけでなく労働者の状態の 評価はより確実なものとなります。事業場外で利用できる公的なサービスとしては、(独) 高齢・障害者雇用支援促進機構によるリワーク事業があります。
 kokoro.mhlw.go.jp/brochure/supporter/files/2010041902.doc